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シャコバサボテン [植物]

2018年 
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 暫くへたっていたが、家人の介護で復活したサボテン。これはシャコバサボテンかカニバサボテンか?蝦蛄か蟹か?
 葉に突起があること、十一月、十二月に咲いたことからみてどうやらシャコバサボテンのよう。
 別名クリスマスカクタスとか。

 昔、大分の佐伯湾で蝦蛄の子を餌に手のひら大の小鯛釣りをしたことを思い出した。シャコの子は全身クリーム色一色だった。が、寿司で食べる成魚?は紫色っぽい。このサボテンの緑色の葉からシャコを連想し難いが、確かに棘は生えている。しかし蟹にも突起はある。はて?

 俳句は語数の関係でカニシャボテンになった。我ながらいい加減。

 復活の花遅速ありカニシャボテン 

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家屋の解体 [生活]

2018年 
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 このところ、ご近所の家の解体が続いた。子供が独立して家を出て、老夫婦が住んでいたが、高齢化にともない売却するなどのケースが多いようだ。
 広い家が多く、更地には細分化されて数件の新築物件が建つ。若い家族が引っ越してくる。
 いずれにしても、家の解体は物哀しい風景である。
 解体を始める前のパワーショベルは、合掌しているようにも見える。

  秋晴れや解体ショベル合掌す  

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俳句の枯渇 [俳句]

2017年 
 妙な表題だが、ことは深刻である。歳をとったら湧くように俳句ができるかと思っていたが、逆ですっかり湧かなくなった。池の水が枯れた感じ。
 2017年はゼロかと思って探したら、できの悪いのが二句だけあった。

やまどりの長き尾一閃いま雲に

Yさんの追悼句・折句である。
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滑りひゆワタシのことかポーチュラカ
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ひゆは草かんむりに「見」という字だがホームページビルダーでは拒否された。2018年もはや半ばだが、一句も出来ていない。句が浮かんでこない。深刻な状況である。

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みかんの接ぎ木 [植物]

2016年 

 昨年四月十四日熊本に大地震が起きた。なんとその翌日被害をうけた熊本市水前寺に住む友達がみかんの穂木を郵送してくれた。
 昨年に続いて二度目の接ぎ木チャレンジだが、時が時である。
 十六日に震度7の余震が起きこちらが本震とされた。
 熊本から送られた十四,五本の穂木が東京に着いたのが十六日。二十日に接ぎ木をした。今年も昨年に続いて失敗かと思ったら、一本だけ六月十一日芽が出た。

 隈府から東都に飛びし蜜柑穂木  
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子供の絵  [絵]

2015年  
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 写真を見て描くのだが、どうしても1~2歳うえの感じになってしまう。また特有の可愛さが表現できない。
 顔も似せて描くのは難儀である。
   
  幼子や まだ時間あり 午睡(ひるね)まで     


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蒲団ねこ [動物]

2015年             

 猫はふとんや毛布が大好きで、その上によく寝ている。ふとんをかぶせてやると、うんそれそれという感じで冬などは昼頃まで起きてこない。
  
  右手(めて)上げて ピンクの信号 毛布猫 

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年賀状 [生活]

 2015年   
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  明けまして おめでとうございます
 このところ年賀状は、干支でなく猫の絵が多い。今年も猫にしたが、実物より怖い顔で可愛くないと言われたのでボツになった。代わりに英国王立植物園(ロイヤルキューガーデン)のイングリッシュブルーベルの絵に急きょ変更した。しかし、何枚か印刷したあとだったので数枚はこれを出してしまっていた。
 それにしても、昨年も猫で明けて猫に暮れた。今年も似たようなものだろうと思う。平和でありがたいことだ。

     干支消えて賀状はいつも猫ばかり
     春夏秋冬猫の季(とき) 
     先月も今月もまた猫の月
     週の七日は猫曜日
     毎日のあけくれ日がな猫ばかり
     毎分毎秒猫ばかり
     I love LiLi a second ,per second per second  


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善福寺川緑地公園の桜 [植物]

2012年  
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 今年の桜は、とくに綺麗と家人が言う。冬が寒かったからか。
 四月一日土曜の午後、丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅の近くにある都立善福寺川緑地公園へ自転車に乗って、花見に出かけた。この公園は善福寺川の中流に都立和田堀公園と接し全長4・2kmにわたって広く、緑が多くて閑静な桜の名所でもある。
 善福寺川は善福寺池を源として、延長10・5五km、中野で神田川に合流、やがて隅田川となり東京湾に流れ込む。

 花もすこぶる結構だったので、団子が食べたくなりコンビニに入ったが、売っていなかった。花の季節なのに怠慢だと悪態をつきながら、仕方なく大福にする。一個100円、増税後の初めての買い物であった。見ると岐阜県産でこれが意外に美味しかった。一つは子供へのお土産と家人。楽しい花見の総出費、大福3個324円也。

 下流に池があって、ひとだかりがするので覗くと、一羽の翡翠(かわせみ)が沢山のカメラの視線に囲まれていた。飛ぶ宝石と言われるだけあって見事なターコイズブルーとオレンジ色だ。隣の岸には二羽のゴイサギがいて、さかさまのおのれの姿を池に映してじっと動かずに立っていた。こちらはびっくりするほど大きい。
 公園は我が家から4・7km、20分ほどか、JR阿佐ヶ谷駅が丁度中間地点になる。人と車をよけながら走るのが少々難儀。 花疲れで足も疲れ、電動アシストが羨ましい自転車観桜となった。

  口福や花見大福善福寺

  眼福や花とかわせみ善福寺

  ゆくりなくかわせみにあう花見かな    

 上記のとおり、公園は善福寺から少し離れた下流にあるので、一、二句の下五は正確ではない。正しく詠めば善福寺川緑地公園となって字大幅余りとなるのでは端折った。福重なりのお目出度いだけの駄句。
 なお、かわせみは夏の季語と歳時記にある。鷺、五位鷺は季語ではないようだ。俳句はむずかしい。
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偲ぶ会 [追悼句]

 2014年 

  凡夫の自分などには、到底及びもつかぬ傑出した人が世にはいるものである。
 その言動は、若い人を育てることを第一に考えていたように見える。大物は清濁併せてというが、濁は決して飲まず、方や清酒を愛した。勲章などを毛嫌いし、権力を持ちながら分け隔てせず人と接しておられた。
 宴会では、客人をよそに仲居さんと議論したりしていた。愛犬のために膳の残り肉を紙に包んでポケットに入れて、見つかると照れ笑いをされながら言い訳をした。
 気くばりのひとという揶揄めいたあだ名は、接する人のことを真に思う立ち居振る舞いから付いたもので、本人は意にも介していなかったのではと思う。
 死すれば人は皆器が急に大きくなったりするが、この人は生前からまさしくそうであった。
 夕べ東京に降った雪がたいしたことがなく、朝晴れたのは、帝国ホテルに集まる大勢の老人への天上からの気くばりに違いない。享年八六。合掌。

  寒明けや気くばりボスのお別れ会  
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払暁の有明山 [季節]

2015年 
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 絵は安曇野市穂高の有明山(ありあけやま)。
 親戚のお嬢さんが、昨年12日にアップしたブログ写真を見て描いた。
 写真に「寒い……家の後ろに見える風景。廊下より冷蔵庫の中の方が暖かいような…」とコメントがついていた。
 4年ほど前の春、訪ねたときに同じところをスケッチしたことがある。その後も同じところの雪景色の写真を見て何枚か描いている。好きな風景なのだ。
 しかし、何回描いても相変わらず上手くなっていない。
ご存じの枕草子では、春は曙だが、冬は「つとめて」。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、とある。 俳句では、季語「冬の朝」は冬暁、冬曙、寒暁とも。

 春さむき春のあかつき有明山

 「 春もさむき春にて御座候。いかが御暮被成候や。御ゆかしく奉存候」。
 これは、ある本で与謝蕪村の手紙の書き出しと最近知り気に入って覚えていたので、すぐ句が出来た。
 「寒し」は冬の季語だが、これでは季が春になりそう。 「朝寒」、「夜寒」は秋というから俳句は難し過ぎる。句は、むろん冷や汗、駄句、駄句。

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 [動物]

2012年  
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 辞書(言海)にこうある。 ねこ(名)猫[ねこまノ下略、寝高麗(ねこま)ノ義ナドニテ、韓国渡来ノモノカ、上略シテ、こまトモイヒシガ如シ、或云、寝子ノ義、まハ助語ナリト、或ハ如虎ニョコノ音轉ナドイフハ、アラジ]古ク、ネコマ。人家二畜(か)フ小キ獣、人ノ知ル所ナリ、温柔ニシテ馴レ易ク、又能ク鼠ヲ捕フレバ畜フ、然レドモ、窃盗ノ性アリ、形、虎二似テ、二尺ニ足ラズ、性、睡リヲ好ミ、寒ヲ畏ル、毛色、白、黒、駁ブチ等、種種ナリ、其睛ヒトミ、朝ハ圓ク、次第ニ縮ミテ、正午ハ針ノ如ク、午後復タ次第ニヒロガリテ、晩ハ再ビ玉ノ如シ、陰處ニテハ常ニ圓シ。◯艸ーノ目。屡、變ジテ着落トリトメナキ亅コト。ふだん猫をみていると、これに「人タラシノDNAヲ受ケ継グ小動物」であると追加したいと、つくづく感心することが多い。

  懶翁が猫と遊ばぬ暑さかな
  仰向けの猫バンザイの暑さかな  


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大江戸線 ゆめもぐら [生活]

2012年  
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 毎週、新宿へ行くのに利用している都営大江戸線は、昭和四七年から建設が検討され、二○年かかって平成三年度に開通したという。
始発駅は都庁前、終点光が丘駅、6の字型の珍しい「環状」線である。
 何といっても、特徴は大深度地下鉄であること。六本木駅は東京の地下鉄駅で最も深い42.3m、わが西武線乗換駅の「中井」が第6位で35.5mある。トップテンにあと3駅(新宿、東中野、中野坂上駅)もランクインしている。
 エスカレーターは、二段がほとんどでしかも長い。「下り」がないところも多く、膝の悪いひと、老人泣かせである。
 車体のラインカラーは「マゼンタ」。紫を帯びた紅色ーでおしゃれだ。
 路線名の由来は東京の古称である江戸の雅名「大江戸」からだが、路線名称選好委員会で公募した時、多かった候補の「東京環状線」・愛称「ゆめもぐら(!)」に某都知事が難色を示したという。理由は、土竜が畑を荒らす小害獣だからではなく、「環状線」の方だったらしい。うん?、感情問題か。
 結局、二位の「大江戸線」に決定した。このあたりの経緯を今知っている人は、もう少ない。
 毎週、都庁前駅で聞くBGMは、小鳥の声。いつまでたっても耳に馴染まない。蓼科や栂池で聞いた美しい声を、思い出すよすがになるだけの効果はあるが。

  新宿の地下鉄駅の百千鳥

  老鶯や地下鉄駅の谷渡り

  おぼろ夜や地下に消えたるゆめもぐら

(もぐらは季語ではない。「土竜追い、土竜打ち」は新年とか)

  ゆりかもめ東京ベイに舞い翔びて

(ゆりかもめ 都鳥のこと 冬)



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写真俳句と俳画 [雑感・随想]

平成二十四年  
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 某作家はしきりに写真俳句を薦める。 ふつう写真俳句は撮影してから句を作る。俳画は句が先にあって後から絵を添える。それぞれ勿論逆の場合もあるが。いずれにしても二つは、似たようなものだ。
 写真や絵と俳句のコラボ効果が狙いだが、落とし穴もある。二つの「付き」が合わない時だ。写真や絵が説明過剰になったり、句のイメージを打ち負かしたりして、ちぐはぐになったりする。

 俳句をきちんと勉強したことはないが、句は一七文字の言葉の持つイメージを詠み手、読み手双方が愉しむもの。時にイメージするものが別のものだったりするが、それもまたよしとする。
 俳句が写真や絵に助けて貰うのは邪道なようにも思う。してみると、おなじテーマの連作俳句も同じことかも知れない。詞書などというのも長短に拘らず付けるのは如何なものか。俳句は一句だけで独立していることが重要なことのような気がする。俳諧の発句から独立して俳句になったのには、それなりの理由があったのだろう。

 しかし難しいことは別としてアマチュアにとっては、写真俳句も俳画も、見たり作ったりするのは愉しい。下手でも、楽しければそれで十分である。


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自画像 [絵]

2012年   

 何で読んだか覚えていないが、次のようなフランスの小話があるそうだ。
 「パリの街角で名のある画家が絵を仕上げたところへ、ひとりの老人が来てちょちょっとその絵に手をいれたら、見事な名画になった。画家が立ち去ろうとする老人に、せめてお名前をと訊ねると“ポール・セザンヌ”と小さく答えて雑踏に消えた」
絵というのは、最後の「ちょちょっ」が大切であり、凡作と傑作の差、凡庸な画家と巨匠の差がそこにあると言っているのだ。

 カルチャー水彩教室で自画像の練習をしたとき、出来上がって眺めていると、先生が「これは顔を描くときの基本です。」と仰りながら、ちょちょっと鼻の頭の下、下唇の下、顎先の下に影をいれ、上唇を少し濃くされた。
 すると、老人の顔が一変してイケメンの青年風となり、老醜までも消えたので吃驚した。 ご指導拳々服膺すべく、その後手を入れずにそのまま完成とした。
 そこで、かのフランス小咄を思い出したのである。むろん名画になるわけはない。
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淡彩の美男自画像妻呆れ

自画像や己惚れ鏡こわれけり      


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 水彩画文集 [本]

2011年 
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 これまで描いた水彩画を作成日順に整理して画文集を作った。
 A4版、135ページ、収録した絵は270枚余 になる。
 描いた習作はふつう破る人が多いが、絵に描き込められた長い自分の時間を思うとそれが出来ないたちである。いわば多作少捨。
 あまつさえほとんどをデジカメで撮り、HPに掲載してきたのでファイルが残っているにも拘らず、原画はまだ捨てられないでいる。 しかしファイルがあるのでそれを編集すれば、印刷製本も出来るし、自炊もせずに電子書籍を作ることも意外と簡単なのである。その両方にチャレンジした。天上天下唯我独本と洒落ているこの世に一冊だけの究極の愛蔵版である。

 この容易ならざるときに好きな絵が描けて「ありがたやかくもながきに愉しみて」と周囲に感謝している心境なので、副題は「かくもながき愉しみ」とした。絵はますます混迷の度を深め、悪足掻きが続いているが、それもまた楽し・・で、副題に「愉し」と入っているのが泣かせるところ。
 ちっとも上達していない絵を進化著しい液晶でiPadをめくって眺め、さらに手にずっしり重い印刷本も読めるという贅沢をひとり愉しんでいる。

  絵も文もアブラカダブラ春隣り

  水彩を学び八年破蓮(やれはちす)

  淡彩は茄子の浅漬け白小皿

  妻の絵を描き損じけり老いの春 

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憂きことを海月に語るにゃんこかな [動物]

2011年  
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 これは名句を踏まえたとも言えぬ、もじり句。黒柳召波の句はむろん、にゃんこでなく-海鼠(なまこ)かな、である。
 だが、左の写真で我が家の猫が話しているのはまぎれもない海月である。小さくて見えないが、細いビンの中に三匹も入っている。
 水は海水。餌付き。息子がペット店経営の友人から貰ってきたもの。 四、五日して弱ってきたので、可哀そうで返しに行った。
 若き経営者は企業のノベルテイ商品にと、試みに仕入れたとのこと。
 我が家の猫は外に出してもらえぬ。車の事故が怖いからである。が、出自は野良だから外の世界に恋焦がれている。鼠の玩具が一つだけしかないなど、ほかにも悩み事は沢山ある。
 それを海月に話しているところだ。

 しかし、なんとその猫にXマスの贈り物が二つも来た。レーザー光線の玩具と豪勢な天蓋付きベッドである。 少しは憂さも晴れよう。

  クリスマス子猫に二つプレゼント

  引越しの猫に木天蓼(またたび)キャリー籠

  リフォームや壁に仔猫の出入り口   


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 蛇瓜(へびうり) [植物]

2010年 
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 ご近所の家の庭の木にぶら下がっていたへびのような瓜。1メートルはゆうにある。左下にあるのがその蔓と葉で、梅の木のてっぺんにまでのぼり、そこからぶらさがっている。
 こんな瓜を知らなかったので、最初見た時はびっくりした。ネットであてずっぽうに「へびうり」と入力して検索したらぞろぞろ出てきた。インド原産。カラスウリ科の蛇瓜(へびうり)。別名毛烏瓜とも。
 英名は、Snake gourd . れっきとした野菜であり、イタリヤ料理、カレー料理などにも使うとか。日本でも栽培されているが、いまのところ、市場にはあまり出ていないようだ。 みるからに美味しいものではなさそうだ。 
 へびもうりも夏の季語だが、へびうりは歳時記にない。

  蛇瓜の一本だらり劫暑かな

  くちなはににたうりまっつぐぶらさがり

  蛇瓜や乾坤指して油照り 
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電子書籍 [本]

 2010年  
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 電子書籍の時代の到来と騒がれている。
 たしかに、もう少し端末機器や本の電子化技術が進化すると印刷、出版業界などへの影響は大きいかも知れないという気がする。
 本の読み手としては、無料なので図書館から借りて来て読む方が良いが、電子ブックの価格がもっと下がればパソコンでダウンロードする方が手軽である。
 今のところ、青空文庫で晶子源氏や漱石、子規、寺田寅彦の随筆など著作権の切れた電子ブックを楽しんでいる。字も大きく、ページめくり、しおりなども快適である。辞書がついているのも便利だ。
 たまたま電子ブックで子規の随筆を読んでいて、何気なく子規忌は何時だったろうか、と思い歳時記を開くと何と、その日9月19日であった。
 偶然というものは、あるものである。

  糸瓜忌や墨汁一滴eブック

  電子本病臥漫録獺祭忌
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 かぼす [植物]

2010年 
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 東京の寒さのせいか、一○年以上前に二度ほど数個の実をつけただけだったかぼすが、今年は大きな実をつけた。20個以上ありそう。
 今年の異常な猛暑と関係があるのかどうか分からないが、まずは嬉しくめでたい。
 大手町の花の市で、小さな苗を買ってきて植えたのが昭和50年・1975年頃だから、かれこれ樹齢35年前後ということになるが、実をつけたのはこれでたった3回目ということになる。やはりかぼすは「南国におけ」のようだ。
 半分に切り、搾って香りを楽しむが、みかんかぼすといって黄色く熟れたものはだめ。大分にいた時は夏になるとよく麦焼酎に搾って飲んだことを想い出す。ジンフィズにもぴたりだ。さんまや鯵など焼き魚に搾るのもおつなものである。

  葉の陰のみどりまんまるかぼすかな

  翆玉のかぼす搾らむ麦焼酎

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ばら [植物]

2010年  
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 薔薇は手入れが難しい。かぎりない愛情と忍耐とが必要である。
 とくに改良に改良を加えた大輪のばらは余程の努力が不可欠。庭先に見事に咲いているのをみると、育てた人を尊敬してしまう。
 これは、シュラブ(半蔓性)のグラウンドカバーローズ(地被バラ)の一種か。這い薔薇である。二階へクライミングしている。
 花は八重でなく原種というか野薔薇に近いようだ。そのせいか余り手入れもせず、肥料もやらないのに毎年美しく咲いて見せてくれるありがたい薔薇である。

  五年かけ二階へ這ひ薔薇のぼりけり


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ヨーガ猫 [動物]

2010年  
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 ヨガには、いろいろなポーズがあるが、なんといっても猫のポーズが一番だ。
 両手、両膝をつき呼吸にあわせて背中を丸めたり、伸ばしたりする。筋肉に酸素をおくるだけでなく内臓の運動にもなるという。我が家のネコはさすがにうまい。猫に学べばしなやかにうつくしくできるはずだ。しかし、気まぐれなうえに瞬時に終わってしまうので、写真に収めることも至難である。

  春炬燵出でて伸びするヨーガ猫

  春ヨーガ猫にまなびてしなやかに

  春隣り猫のポーズのヨガ優雅
タグ:春炬燵 ヨガ
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 俳句「はっくしょん」2について [雑感・随想]


 冷や汗駄句、駄句のわが俳句は2002年、62歳から始めた。2009年までの句を駄文と写真、絵をつけてHPの表紙に掲載していたものをまとめた。それが俳句帖「はっくしょん」である。

 俳句帖「はっくしょん」2は、その後2010年からの句を掲載してきたものである。70歳以降の句ということになる。
 並べてみるともとより自己流、勝手流なので一向に進歩のあとがない。むしろ自分でも分かるほど退化している様な気がする。
 平たく言えば下手になっているのだ。
 また、齢とともに川柳、戯れ句化しているのも問題である。   
 更に深刻なのはその下手な句さえ枯渇状態ともいうべきか、一向に浮かばなくなってきている。老化が影響していることは明らかである。

 付言すれば、短歌の方はこの傾向がもっとひどい。三十一文字の方は、2003年が最初で俳句を始めた翌年の63歳であった。
 短歌もそれまで学んだこともなく、もともと歌の素養が無いのは分かっているのだが、初めから乱調、戯れ歌調だった。
 こちらの方は「腰折れ」と自認しているが、歳ふるにつれ狂句化が顕著になった。その上、2018年以降3年間一首も詠めていない。歌の泉は枯れてしまった体だ。(2020、10、3記)
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