平成二十年戌子歳旦三つ物 [祝い事]
三つ物 [祝い事]
平成十七年 乙酉歳旦三つ物
発句 五十肩消えて弾き初めバイオリン
脇 いよよ華やぐ老いの春なり 老いの春・新年の季語
第三 挙式せん山笑う頃穂高にて
三つ物のなにやら嬉し年賀状 晴坊
心新たに立ちし元朝
還暦をすぎて始めることありて
三つ物
発句 夕涼み豪腕将棋負けがこみ
脇 誕生祝に冷たいシャブリ
第三 どちら似ぞ初孫出来た夢を見て
三つ物とはお祝いや正月などめでたいときに詠むものと、物の本にある。
さっそく平成十七年歳旦三つ物をつくり、年賀状に添えた。すると思いがけず晴坊さんから返歌メールが届いた。三つ物の何やら嬉し年賀状・・・と。ほんとうに還暦もかなり過ぎて連句なるものを初めて知ることとなったが、もっと早くこの愉しみをもてたら良かったとつくづく思う。
夕涼みの三つ物は、「夕涼みの巻」の初案。豪腕将棋は将棋ソフトの名前。一人でも遊べる。しかし、第三者には、何のことかわからないだろう。「冷たいシャブリ」の脇も気に入っていて、惜しかったがボツにした。「酒」は、「神祇釈教」もでもあるが、普通第三までに歌わないのだそうだ。
結局、前掲のとおりに変えた。
夕涼み作務衣のなじむ歳となり
誕生祝い贈る籐椅子
どちら似ぞ初孫出来た夢覚めて
発句 五十肩消えて弾き初めバイオリン
脇 いよよ華やぐ老いの春なり 老いの春・新年の季語
第三 挙式せん山笑う頃穂高にて
三つ物のなにやら嬉し年賀状 晴坊
心新たに立ちし元朝
還暦をすぎて始めることありて
三つ物
発句 夕涼み豪腕将棋負けがこみ
脇 誕生祝に冷たいシャブリ
第三 どちら似ぞ初孫出来た夢を見て
三つ物とはお祝いや正月などめでたいときに詠むものと、物の本にある。
さっそく平成十七年歳旦三つ物をつくり、年賀状に添えた。すると思いがけず晴坊さんから返歌メールが届いた。三つ物の何やら嬉し年賀状・・・と。ほんとうに還暦もかなり過ぎて連句なるものを初めて知ることとなったが、もっと早くこの愉しみをもてたら良かったとつくづく思う。
夕涼みの三つ物は、「夕涼みの巻」の初案。豪腕将棋は将棋ソフトの名前。一人でも遊べる。しかし、第三者には、何のことかわからないだろう。「冷たいシャブリ」の脇も気に入っていて、惜しかったがボツにした。「酒」は、「神祇釈教」もでもあるが、普通第三までに歌わないのだそうだ。
結局、前掲のとおりに変えた。
夕涼み作務衣のなじむ歳となり
誕生祝い贈る籐椅子
どちら似ぞ初孫出来た夢覚めて
古希戯れ句ほか [祝い事]
2010年
古希近し猫に教わること多し
これは、古希になる前に作った戯れ句・川柳句である。いよいよ今年古希となってから
古希なれば鏡のうぬは白髪鬼
怖い鬼から一転し、目出度い七福神を想起して次に七つ、古希にちなんだ「七福神戯れ句」なる駄句をものした。
古希過ぎて鏡のうぬは布袋腹
古希ならばあやかりたけれ福禄寿
古希なりて我が夢のゆめ寿老人(じゅろうじん)
古希今年弁財天とサファイア婚
古希ならば無理してつくれ恵比須顔
古希老に小槌貸してや大黒天
今ぞ古希毘沙門天のご加護あれ
サファイア婚は、今年がたまたま我々の四五年結婚記念。
福禄寿の句は
古希なれど足るを知らない福・禄・寿
のほうが自分にあっているようにも思える。
ついでに「七福人戯れ句」と全く関係ないが、1940年生まれ、同い年ながら偉業をなしとげて、40歳のときニューヨークで凶弾に斃れた敬愛する反戦家ビートルを偲び
撃たれねばジョン・レノンは今年古希
またこれも関係ないが。2012年
淡彩の美男自画像妻呆れ
自画像や己惚れ鏡こわれけり