蒲団ねこ [動物]
猫 [動物]
2012年
辞書(言海)にこうある。 ねこ(名)猫[ねこまノ下略、寝高麗(ねこま)ノ義ナドニテ、韓国渡来ノモノカ、上略シテ、こまトモイヒシガ如シ、或云、寝子ノ義、まハ助語ナリト、或ハ如虎ニョコノ音轉ナドイフハ、アラジ]古ク、ネコマ。人家二畜(か)フ小キ獣、人ノ知ル所ナリ、温柔ニシテ馴レ易ク、又能ク鼠ヲ捕フレバ畜フ、然レドモ、窃盗ノ性アリ、形、虎二似テ、二尺ニ足ラズ、性、睡リヲ好ミ、寒ヲ畏ル、毛色、白、黒、駁ブチ等、種種ナリ、其睛ヒトミ、朝ハ圓ク、次第ニ縮ミテ、正午ハ針ノ如ク、午後復タ次第ニヒロガリテ、晩ハ再ビ玉ノ如シ、陰處ニテハ常ニ圓シ。◯艸ーノ目。屡、變ジテ着落トリトメナキ亅コト。ふだん猫をみていると、これに「人タラシノDNAヲ受ケ継グ小動物」であると追加したいと、つくづく感心することが多い。
懶翁が猫と遊ばぬ暑さかな
仰向けの猫バンザイの暑さかな
辞書(言海)にこうある。 ねこ(名)猫[ねこまノ下略、寝高麗(ねこま)ノ義ナドニテ、韓国渡来ノモノカ、上略シテ、こまトモイヒシガ如シ、或云、寝子ノ義、まハ助語ナリト、或ハ如虎ニョコノ音轉ナドイフハ、アラジ]古ク、ネコマ。人家二畜(か)フ小キ獣、人ノ知ル所ナリ、温柔ニシテ馴レ易ク、又能ク鼠ヲ捕フレバ畜フ、然レドモ、窃盗ノ性アリ、形、虎二似テ、二尺ニ足ラズ、性、睡リヲ好ミ、寒ヲ畏ル、毛色、白、黒、駁ブチ等、種種ナリ、其睛ヒトミ、朝ハ圓ク、次第ニ縮ミテ、正午ハ針ノ如ク、午後復タ次第ニヒロガリテ、晩ハ再ビ玉ノ如シ、陰處ニテハ常ニ圓シ。◯艸ーノ目。屡、變ジテ着落トリトメナキ亅コト。ふだん猫をみていると、これに「人タラシノDNAヲ受ケ継グ小動物」であると追加したいと、つくづく感心することが多い。
懶翁が猫と遊ばぬ暑さかな
仰向けの猫バンザイの暑さかな
憂きことを海月に語るにゃんこかな [動物]
2011年
これは名句を踏まえたとも言えぬ、もじり句。黒柳召波の句はむろん、にゃんこでなく-海鼠(なまこ)かな、である。
だが、左の写真で我が家の猫が話しているのはまぎれもない海月である。小さくて見えないが、細いビンの中に三匹も入っている。
水は海水。餌付き。息子がペット店経営の友人から貰ってきたもの。 四、五日して弱ってきたので、可哀そうで返しに行った。
若き経営者は企業のノベルテイ商品にと、試みに仕入れたとのこと。
我が家の猫は外に出してもらえぬ。車の事故が怖いからである。が、出自は野良だから外の世界に恋焦がれている。鼠の玩具が一つだけしかないなど、ほかにも悩み事は沢山ある。
それを海月に話しているところだ。
しかし、なんとその猫にXマスの贈り物が二つも来た。レーザー光線の玩具と豪勢な天蓋付きベッドである。 少しは憂さも晴れよう。
クリスマス子猫に二つプレゼント
引越しの猫に木天蓼(またたび)キャリー籠
リフォームや壁に仔猫の出入り口
これは名句を踏まえたとも言えぬ、もじり句。黒柳召波の句はむろん、にゃんこでなく-海鼠(なまこ)かな、である。
だが、左の写真で我が家の猫が話しているのはまぎれもない海月である。小さくて見えないが、細いビンの中に三匹も入っている。
水は海水。餌付き。息子がペット店経営の友人から貰ってきたもの。 四、五日して弱ってきたので、可哀そうで返しに行った。
若き経営者は企業のノベルテイ商品にと、試みに仕入れたとのこと。
我が家の猫は外に出してもらえぬ。車の事故が怖いからである。が、出自は野良だから外の世界に恋焦がれている。鼠の玩具が一つだけしかないなど、ほかにも悩み事は沢山ある。
それを海月に話しているところだ。
しかし、なんとその猫にXマスの贈り物が二つも来た。レーザー光線の玩具と豪勢な天蓋付きベッドである。 少しは憂さも晴れよう。
クリスマス子猫に二つプレゼント
引越しの猫に木天蓼(またたび)キャリー籠
リフォームや壁に仔猫の出入り口
ヨーガ猫 [動物]
三つ物 夏狂言 [動物]
猫のリーリー [動物]
2008年
ひょんなことから我が家に猫がきて5か月近くなる。 名前はリーリー。関係ない話だが、谷崎潤一郎の「猫と庄造と二人のおんな」の猫はリリーだった。
いまのところ外に出していないので、リーリーを中心に我が家の生活がまるで一変した。
だが、ちょうど体調不良のときで、この猫にどんなに慰められたか知れない。
おそろしや石垣崩すねこの恋 正岡子規
この猫は幸か不幸か恋を知らぬ。やはり不幸に違いなかろう。
恋知らぬあはれ美形の猫りーリー
「上機嫌」を喉のゴロゴロで表現し人間に気に入られた猫は、想像をはるかに超えた長い時間人間に可愛がられ、養われる術を獲得したという。飼ってみるとそれが良く理解できる。
ひょんなことから我が家に猫がきて5か月近くなる。 名前はリーリー。関係ない話だが、谷崎潤一郎の「猫と庄造と二人のおんな」の猫はリリーだった。
いまのところ外に出していないので、リーリーを中心に我が家の生活がまるで一変した。
だが、ちょうど体調不良のときで、この猫にどんなに慰められたか知れない。
おそろしや石垣崩すねこの恋 正岡子規
この猫は幸か不幸か恋を知らぬ。やはり不幸に違いなかろう。
恋知らぬあはれ美形の猫りーリー
「上機嫌」を喉のゴロゴロで表現し人間に気に入られた猫は、想像をはるかに超えた長い時間人間に可愛がられ、養われる術を獲得したという。飼ってみるとそれが良く理解できる。