鍋壊し [俳句]
2021
女子会の 仕上げ雑炊鍋壊し
鍋壊し 女子会終わり雑炊よ
鍋こわしとは棘鰍(とげカジカ)のこと。鰓蓋上の棘(とげ)が強く大きいカジカの意味。
一般にナベコワシ(鍋こわし)という。 他にはオキカジカ、マカジカ、モカジカ、ヤリカジカとも。
北の海にカジカ科の魚は多種あるが、もっとも大きくなるのがこの棘鰍。
あまりにも美味いので皆が鍋を壊すほど突っつき食べるのでこの名が付いたという。東北、北海道ではよく食べるそうだが、残念ながら食べたことがない。
女子会の 仕上げ雑炊鍋壊し
鍋壊し 女子会終わり雑炊よ
鍋こわしとは棘鰍(とげカジカ)のこと。鰓蓋上の棘(とげ)が強く大きいカジカの意味。
一般にナベコワシ(鍋こわし)という。 他にはオキカジカ、マカジカ、モカジカ、ヤリカジカとも。
北の海にカジカ科の魚は多種あるが、もっとも大きくなるのがこの棘鰍。
あまりにも美味いので皆が鍋を壊すほど突っつき食べるのでこの名が付いたという。東北、北海道ではよく食べるそうだが、残念ながら食べたことがない。
玄冬追悼句 [俳句]
ユンボ [俳句]
気散じ [俳句]
ルスクス ヒポフィルム [俳句]
2021
あしらいの ルスクス葉裏の 花序不思議
2020の暮れだからもう1年も前のこと。花店で買った花束の中に緑色の木の枝がついていた。花の枝のアクセントをつけるあしらいの一本。
夏が過ぎても枯れないのでそのままにしていたら、なにやら葉の裏にひげのようなものが付いているので、よく見ると花である。
花のつき方にはパターンがある。つき方は花序といい、穂状花序、杯状花序、散状花序等等と名前が付いているが、こんなのは今まで見たこともない。
調べると葉と思っていたのは木茎だという。どおりで切り花にしては長持ちすると思った。
名前はルスクスヒポフィルム。なお、普通の葉の上に咲くハナイカダ(花筏) というのもあるそうだが見たことがない。
あしらいとは取り合わせのこと。赤、黄色に緑色を配するなど。
扱かうという別の意味もある。客あしらいなどよく耳にする。この句はもちろん前者。
あしらいの ルスクス葉裏の 花序不思議
2020の暮れだからもう1年も前のこと。花店で買った花束の中に緑色の木の枝がついていた。花の枝のアクセントをつけるあしらいの一本。
夏が過ぎても枯れないのでそのままにしていたら、なにやら葉の裏にひげのようなものが付いているので、よく見ると花である。
花のつき方にはパターンがある。つき方は花序といい、穂状花序、杯状花序、散状花序等等と名前が付いているが、こんなのは今まで見たこともない。
調べると葉と思っていたのは木茎だという。どおりで切り花にしては長持ちすると思った。
名前はルスクスヒポフィルム。なお、普通の葉の上に咲くハナイカダ(花筏) というのもあるそうだが見たことがない。
あしらいとは取り合わせのこと。赤、黄色に緑色を配するなど。
扱かうという別の意味もある。客あしらいなどよく耳にする。この句はもちろん前者。
今年のかぼす 2021年 [俳句]
鮖(カジカ) [俳句]
白虎 [俳句]
腹に乗る猫 [俳句]
2021
老いぬれば 腹に乗り寝る出自野良
我が家の猫はおおよそ15歳になる。人間なら後期高齢者か。美猫でリーリーなどと洒落た名前を持っているが、息子が拾ってきたのだから元々はノラである。
生まれたばかりによほど酷い目にあったとみえ、長い棒などをひどく怖がる。いじめのトラウマ。その痕跡か尻尾の先が切れたように短い。
そのせいか、家のものにはよくなついでいるが、15年にもなるのに今なお、抱かれることを拒否する。
抱き上げると身をよじってにげるのは野生動物そのまま。猫を飼う醍醐味を味あえないねとある猫好きから笑われた。
ところが歳をとってきたせいか、最近少し変わってきたように思う。いささか態度が馴れ馴れしくなってきた。時に寝ていると腹の上に乗ってきて、そこで寝たりしている。
老いぬれば 腹に乗り寝る出自野良
我が家の猫はおおよそ15歳になる。人間なら後期高齢者か。美猫でリーリーなどと洒落た名前を持っているが、息子が拾ってきたのだから元々はノラである。
生まれたばかりによほど酷い目にあったとみえ、長い棒などをひどく怖がる。いじめのトラウマ。その痕跡か尻尾の先が切れたように短い。
そのせいか、家のものにはよくなついでいるが、15年にもなるのに今なお、抱かれることを拒否する。
抱き上げると身をよじってにげるのは野生動物そのまま。猫を飼う醍醐味を味あえないねとある猫好きから笑われた。
ところが歳をとってきたせいか、最近少し変わってきたように思う。いささか態度が馴れ馴れしくなってきた。時に寝ていると腹の上に乗ってきて、そこで寝たりしている。