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 水彩画文集 [本]

2011年 
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 これまで描いた水彩画を作成日順に整理して画文集を作った。
 A4版、135ページ、収録した絵は270枚余 になる。
 描いた習作はふつう破る人が多いが、絵に描き込められた長い自分の時間を思うとそれが出来ないたちである。いわば多作少捨。
 あまつさえほとんどをデジカメで撮り、HPに掲載してきたのでファイルが残っているにも拘らず、原画はまだ捨てられないでいる。 しかしファイルがあるのでそれを編集すれば、印刷製本も出来るし、自炊もせずに電子書籍を作ることも意外と簡単なのである。その両方にチャレンジした。天上天下唯我独本と洒落ているこの世に一冊だけの究極の愛蔵版である。

 この容易ならざるときに好きな絵が描けて「ありがたやかくもながきに愉しみて」と周囲に感謝している心境なので、副題は「かくもながき愉しみ」とした。絵はますます混迷の度を深め、悪足掻きが続いているが、それもまた楽し・・で、副題に「愉し」と入っているのが泣かせるところ。
 ちっとも上達していない絵を進化著しい液晶でiPadをめくって眺め、さらに手にずっしり重い印刷本も読めるという贅沢をひとり愉しんでいる。

  絵も文もアブラカダブラ春隣り

  水彩を学び八年破蓮(やれはちす)

  淡彩は茄子の浅漬け白小皿

  妻の絵を描き損じけり老いの春 

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電子書籍 [本]

 2010年  
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 電子書籍の時代の到来と騒がれている。
 たしかに、もう少し端末機器や本の電子化技術が進化すると印刷、出版業界などへの影響は大きいかも知れないという気がする。
 本の読み手としては、無料なので図書館から借りて来て読む方が良いが、電子ブックの価格がもっと下がればパソコンでダウンロードする方が手軽である。
 今のところ、青空文庫で晶子源氏や漱石、子規、寺田寅彦の随筆など著作権の切れた電子ブックを楽しんでいる。字も大きく、ページめくり、しおりなども快適である。辞書がついているのも便利だ。
 たまたま電子ブックで子規の随筆を読んでいて、何気なく子規忌は何時だったろうか、と思い歳時記を開くと何と、その日9月19日であった。
 偶然というものは、あるものである。

  糸瓜忌や墨汁一滴eブック

  電子本病臥漫録獺祭忌
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