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写真俳句と俳画 [雑感・随想]

平成二十四年  
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 某作家はしきりに写真俳句を薦める。 ふつう写真俳句は撮影してから句を作る。俳画は句が先にあって後から絵を添える。それぞれ勿論逆の場合もあるが。いずれにしても二つは、似たようなものだ。
 写真や絵と俳句のコラボ効果が狙いだが、落とし穴もある。二つの「付き」が合わない時だ。写真や絵が説明過剰になったり、句のイメージを打ち負かしたりして、ちぐはぐになったりする。

 俳句をきちんと勉強したことはないが、句は一七文字の言葉の持つイメージを詠み手、読み手双方が愉しむもの。時にイメージするものが別のものだったりするが、それもまたよしとする。
 俳句が写真や絵に助けて貰うのは邪道なようにも思う。してみると、おなじテーマの連作俳句も同じことかも知れない。詞書などというのも長短に拘らず付けるのは如何なものか。俳句は一句だけで独立していることが重要なことのような気がする。俳諧の発句から独立して俳句になったのには、それなりの理由があったのだろう。

 しかし難しいことは別としてアマチュアにとっては、写真俳句も俳画も、見たり作ったりするのは愉しい。下手でも、楽しければそれで十分である。


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