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高齢化 [健康]

2005年 
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  母白寿押す姉は古希車椅子

 最近はどこでも見かける光景である。老々でなく、最近は認々介護というのもめずらしくないそうだ。認知症同士というのは凄まじい。

  日に三度帽子忘れる木の葉髪

 ある会合にいったときに、三回も帽子を忘れた。幸いなことに三度とも帽子に書いておいた名前をみて届けてくれて、失くさなかった。何か考え事をしたりしていたらしく、そんなときは危ない。しかし、日に三度とは。


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我がパートナー評句 [健康]

2005年10月 

  鬼神かな森(もり)を越えたるショートカット

 ロングヒッターの金森さん。最年長だが、一番飛ばす。第二打は歳の順になる。

  鍼(はり)がやに効いて飛距離がぐんと伸び
 針谷(はりがや)さんが鍼灸に行った話は聞かない。が、いやに効いたことにした。

  基礎(きそ)ありて応用自在七十台
 取手国際の雄、木曽さん。上手い。なにしろ、熱心。
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  月一や血湧き(わ)盛(さか)るは五輪のみ
 月一回の小生は、本当のところオリンピックも熱心ではない。練習もせずに、いきなりプレイをするので上達、成長する筈がない。


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ゴルフスコア [健康]

2006年8月 
 
  フィットネス帰ればあとは寝てばかり

 フィットネスに行くようになった。疲れて帰ると寝てばかり。今日はこれだけやったのだからと昼寝を決め込んだり、ビールを飲んだりして免罪符のようになっている。

  百切りて低血圧の仲間入り

 百が切れない。上手いやつは、「おまえ、どうしたらそんなに数を打てるのか」と嫌味を言う。悔しいが返す言葉はない。



 ゴルフスコアは、いろいろな数字に例えられる、救急車、百十四銀行、レギュラーガソリンの値段、血圧などなど。


  フィットネス帰ればあとは寝てばかり

 フィットネスに行くようになった。疲れて帰ると寝てばかり。今日はこれだけやったのだからと昼寝を決め込んだり、ビールを飲んだりして免罪符のようになっている。



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飛蚊症 [健康]

2005年 
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  ピン抜けばカップが消える飛蚊症

 ゴルフの後、汗が出て眼をこすったら、なにやら黒い蚊のようなものが眼に残った。
 眼医者さんは、加齢による硝子体の濁り・飛蚊症(ひぶんしょう)で、治す手立てはありません、とおっしゃる。蚊を眼の中に飼って十年余になる。

  手弱女に最前列の専用車

 西武線にも女性専用車ができた。ラッシュアワーの最前列の車両だ。この頃は女性の方が強い。男性の方が痴漢の疑いをかけられないよう戦々恐々としている。女は弱いという先入観はそろそろ捨てたほうが良いのではないか。

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花便り [植物]

2005年 
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   花便り西武沿線異常なし

 相次ぐ企業の不祥事。どうも申し訳ありませんでした、と三人くらいが頭を下げる。あ、またやってるな、でおわり。見ている方はそれだけだが、会社の内部では大変な騒ぎをしていることを知る人は少ない。
 電鉄会社の不祥事に関係なく、花の春は訪れる。

化けて出ろ三十年の一人部屋

 窓際族というのが流行ったのは、終身雇用の時代。いまは、正規社員が少ない時代なのかあまり聞かない。
 三十年も一人部屋に置いたら企業の側もその負担に参るだろう。
 しかし、入れられたら化けて出るしかない。


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ロケット [川柳]

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  冬花火みんなはらはら種子島
  税花火宗匠すぐに添削し

 種子島の人工衛星ロケットの打ち上げ。冬の花火のよう。カウントダウンが始まるとみんなハラハラドキドキ。

 見えないところでも税金は活躍しているが、見える所でも税金は使われているのだとばかり、川柳の宗匠はすかさず添削した。


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ゴルフ [川柳]

2004年秋 ゴルフ

  越えられぬティーグランドのバカの壁

 ゴルフ川柳は自嘲句が多い。ゴルフ下手はいくらでも口をついて出る。おのれの下手加減を罵ればそのまま句になるのが悔しい。

 ティーグラウンド一番ホールは、どうしても緊張してチョロが多い。肝が小さいうえ、練習していないので自信がない。所詮これが実力なのだから良いショットになるわけがない、と観念すれば良いのだが、下手なくせに見栄と欲のかたまりになっている。

  秋深しラフの深さに泣かされて

 一度だけ小金井カントリーに行ったことがある。下手のいくところではない。ラフが深くラフからラフへの「渡り」を繰り返した。おひるの冷たい田舎うどんが、やけに美味しかったことだけを覚えている。


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ちょこっと川柳 [川柳]

 
このさきを考へている豆のつる   雉子郎(吉川英治)

 うまいなと思う。川柳は人の作ったものを読むほうが好きだ。自分で作るのは苦手。時事句などは、あとで読んでも何のことやらわからないことが多い。

酒とろりおもむろに世ははなれゆく
身の底の底に火がつく冬の酒     川上三太郎
 これも、「うまい!」と思わず声を出したくなる。おかしいがどこかペーソスみたいなものがあるのが、並みのものと違う。

背くらべ手を和らかにさげてゐる
どっかりと寄る浪人の年    
 二句とも武玉川である。難しい誹風柳樽よりこちらの方が読んでいていいなあと思う。長い時を隔てても今に生きている感じがある。

上燗屋へいへいとさからわず   當百

 関西の岸本水府なども独特の味があっていい。
 柳樽とは婚約成立を祝してつかう結納樽のこととか。俳諧と川柳の仲立を企図したとは、知らなかった。川柳も俳諧が親とすれば、子規によって俳諧の発句から独立した俳句とは兄弟ということになる。
 柳樽は、分かりやすい有名な句もたくさんあるが、江戸の庶民の暮らしなどがわからないと、ちんぷんかんぷんな句も多い。

 ところで俳句と川柳の違いは、いくつかある。川柳は、切れ字や季語がなくとも良い。また、川柳はどちらかというと人事をよむことが多い。
 共通しているところもある。どちらも滑稽味が身上。川柳ではわび、さびよりペーソスが、俳句では、写生が良いとされる。しかし川柳でも写生句は、大事だ。二つは近いところも多い。しかし、言い回しなどで異なるところも。だから俳句的川柳、川柳風俳句も多い。

 さて、川柳を自分もと試みてみるが、なぜかうまくいかない。月並み川柳になってしまう。笑いとかユーモアとかのセンスがないことを思い知らされることになる。何事も面白いと思うこころ、笑い飛ばすこころ、それをうまく表現するセンス、が欲しいのだが、ないものねだりか。

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印刷部数一冊の本 [雑感・随想]

2010年 
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 このサイトも今年、開設して十年になる。その記念にこれまでに掲載した俳句などを纏めて手作りで本を四冊作った。
 著者、発行、製本、印刷、装丁とも自分一人による。自分だけが愉しむへんな本である。したがって印刷部数は、それぞれ一冊のみ。
しかし新聞で報道されていたから、自分だけのために本を作るという同じようなことを考える人もいるようだ。

 手製にて我だけのための書を編まん天上天下唯我独本

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新宿御苑の桜 [植物]

2008年 
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 新宿御苑を描きに春と秋に行く。御苑の桜は八重桜が綺麗だ。一葉、うこん、御衣黄などである。
 水彩は、教室にまなぶこと六年になろうとしているが、一向にものにならない。ますます混迷の度を深め色は混濁し、光が消える。

 懲りもせず絵の具重ねて反故の山わが淡彩は不透明なり

「ぎょいこう」とはどういう字をあてるのですかと聞かれ、「御衣更」といい加減に答え、後で調べると間違っていた。
 正しくは「御衣黄」。急いではがきで訂正した。


 御衣黄に更の字あてしおっちょこちょい花便りにてお詫び訂正


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ふぐどっくり [酒]

hugutokuri1.jpg2007年 

 二十代の頃は、少しのビールを飲むと真っ赤になって余り飲めなかった。仕事で農協や漁協のひとと飲むようになってから、だんだん強くなってきたと思う。もともと素質はあったのかもしれぬ。酒にまつわる思い出は山ほどある。
 年老いて体調を崩してから、ふしぎと飲みたい気持ちがすこし、薄らいできたように思う。からだが欲しないという感じ。依存症気味の状態から脱しなければと思っていたことを思えば好ましいことではある。


河豚形の徳利は父の形見にて量を減らせと毎夜声する

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安曇野にて [旅]

2006年 

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 長野の伝説。昔、八面大王という暴れ者がいて安曇野の民を苦しめていたが、坂上田村麻呂がこれを退治した。人々は大王の復活を怖れて身体をばらばらにして葬った。
 耳を埋めたのが写真の耳塚である。この近所にお住まいの耳塚さんが、車で案内してくださった。穂高駅近くの碌山美術館は壁を這う蔦紅葉が綺麗だった。
 栗の渋皮煮など心のこもった沢山のごちそうを戴いた。

田仕舞いの安曇平はけぶりけり大王眠る耳塚暮れて
碌山の美術館は燃えにけり煉瓦の壁を這う蔦紅葉
栗の実の煮たる渋皮ほろ甘くもてなし嬉し安曇野の昼

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大分の佐藤美和子さん [植物]

2006年 
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 私の大分での勤務は、昭和五十九年(1982年)からの二年間である。そのときに同僚の佐藤美和子さんから頂いたシンビジウムが今なお毎年花をつける。あれからもう二十三、四年にもなる。昔のことはすっかり忘れているが、この植木鉢をみると亡くなられた佐藤さんの温和な顔と当時のあれこれを懐かしく思い出す。


歳ふりて昔の勤め前世のことの如くに遠くなりけり
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水彩画 向日葵 [絵]

2005年 
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 ひまわりはひまわりをもって制す。背景はスペインのひまわり畑にした。西洋風の建物風景のほうが、よりムードが出たかもしれない。例によってバックはもっと淡い方が良い。気になるのはペインズグレイによる葉などの線。強すぎる。
 水彩画の黒はきついので、よくペインズグレを使う。好きな色のひとつである。


淡彩のペインズグレイ向日葵の黄色になじみ輝きにけり


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頸椎 [健康]

2005年 
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 昔から首や肩などがぽきぽき鳴る。関節が音をたてる。これはよいことなのか悪いことなのか健康に関する本でも読んだことがない。運動不足と関係がありそうだが原因も良く分からない。たまに同じことをしているひとを見るから私だけではないようだ。

 あるとき、医者に首が痛いと訴えたら、レントゲンを撮ってくれた。本来の滑らかな関節と関節の間の線が少しいびつになっているという。これは、年のせいです。とのことで治療のしようもないらしく、医者は気の毒そうな顔をした。
 しかし、その後フィットネスでストレッチ体操やスローヨガをしたところ、首の痛みは消えた。ついでに肩こりも消えた。だが、首・肩のぽきぽきは依然として消えず、相変わらず鳴る。


  レントゲンわが頚椎は歳ふりて線の乱れを医師は指摘す
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躁鬱病 [健康]

2004年 
 
 この病は躁と鬱状態が交互にくるという。北杜夫ならずとも人間は大なり小なりこの病にかかっていると言ってもよいのではないか。谷沢永一には「人間うつでも生きられる」、倉嶋厚には「やまない雨はない」という著書がある。
 三万人を超える自殺の動機のトップは欝だという。
 これにかかるとかなりつらい。強度の欝になった経験はまだないが、欝だな、これはと思うときがある。このしのぎかたはなかなか難しい。それに比べると躁かなと思うときはそうはない。たいてい、はしゃぐていどで短く終わる。
 いずれにしても軽度とはいえ、この気があるとまわりはたいへんである。

いま鬱か訊ねし妻の眼を見ずにいや燥かなと小さく答へり

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筑土八幡様 [神祇釈教]

2005年 
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 こちらからは、どうすることも出来ぬトラブルに巻き込まれたが、最終的には、関係者のみなさんと神様のおかげで難をまぬがれた。あとから思えば、幸運が重なりうまくいき、それこそ僥倖としか思えない。
 自分にはどうにも出来ないときは神頼みしかないと思い知らされた。

かちまけはきさらぎ十日きまるらんかみにいのりし寒晴れの朝

 事務所へ行く途中に筑土八幡があり、何度かお参りした。創建は嵯峨天皇(八○九年―八二三年)の時代という古い八幡様である。ちなみに筑土神社は、ここから移り九段にある。

携帯に原告棄却知らせあり筑土八幡拝みしあとに


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なんじゃもんじゃ [植物]

2005年 
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 東京郊外にある東大演習林のヒトツバタゴ(もくせい科)。関東地方での別名なんじゃもんじゃは見慣れない大木というのがその由来とか。
 五月上旬の花期には樹冠が白い花に包まれる。 英名Chinese fringe tree 日本、中国、朝鮮半島、台湾に分布する。

我が生はなんじゃもんじゃの白い花これはなんじゃこんなもんじゃ
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あひるの置物 [生活]

2004年 
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  最近の携帯電話についているカメラ(1.3Mピクセル)で撮影したものは、下の写真のようなデジカメ(3.2M)とまではいかないが、モバイルノートパソコンについているカメラより写りがeようだ。日進月歩である。
 あひるは庭で雨に打たれたために、薄汚れていたが、白と黄色のペンキを塗られて見違えるばかりに綺麗になった。そればかりか親子ともども上品になって室内の置物に昇格した。ナイスリカバリーショット!
 そこで「毎日が日曜日」に寄せて詠めり


 朝食を済ませたばかりあ・昼だドナルドダックよ我がボケ止めて

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けやきの大木 [植物]

2003年12月 
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 武蔵野の公園には、太くてこずえの高い欅が多い。昔から生えていたのをそのままに利用しているからか。
 冬、散歩の途中でよく太い木の幹をかかえて耳を押し当て、中で流れる樹液の音が聞こえないものかと試してみる。聞こえるはずはないのだが。
 ただ、そうすると木から元気を貰ったような気がするのだ。すっかり葉を落とした裸の木はものを言わないが何か言っているようにも思えてたのもしい。
 この頃、しんどいことが重なり参っていた。かといって参っていることなど出来ないときでもあった。

 公園の太き立木を抱き締めて元気貰ひし冬の晴れた日 2003/12/13

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ちょこっと短歌 [雑感・随想]

年老いて心たひらかにありなんを能はぬかなや命いきむため      茂吉  
老身はひたすらにしていひにけり群鳥とともにはやく春来よ      茂吉
いつしかも日がしづみゆきうつせみのわれもおのづからきはまるらしも 茂吉
酒やめてかはりになにかたのしめといふ医者がつらに鼻あぐらかけり  牧水
この星に孫を残した悔しさは海に落としたダイアの指輪        棚橋桂子
とくとくと落つる岩間の苔清水汲みほすほどもなきすまいかな     西行
あかあかやあかあかあかやあかあかや あかあかあかやあかあかや月  明恵上人
命一つ身にとどまりて天地のひろくさびしき中にし息きす       空穂
世と離れひとり生きむと思(も)ふこころこのごろつのる何ゆゑぞそも 吉井勇

好きな歌は、ほかにもたくさんあってあげればきりがない。短歌は流れるような調べがいのち、一句二章体など切れのある俳句と違うところ。今はだめだが、もっと若い時なら好きな歌をきっと暗記してしまっただろうと思う。
さて、ここに収録したマイホームページの短歌はこれらの名歌とはおよそ比べられぬ。
歌の腰は、三句と四句を言うそうだが、そこだけでなくあちこちが折れているオール腰折れの歌だ。 腰折れに添えた腰折れ文とは歌の神・和歌三神(人麻呂、住吉、玉津島明神)を畏れぬ所業とはこのこと。

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