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ちょこっと短歌 [雑感・随想]

年老いて心たひらかにありなんを能はぬかなや命いきむため      茂吉  
老身はひたすらにしていひにけり群鳥とともにはやく春来よ      茂吉
いつしかも日がしづみゆきうつせみのわれもおのづからきはまるらしも 茂吉
酒やめてかはりになにかたのしめといふ医者がつらに鼻あぐらかけり  牧水
この星に孫を残した悔しさは海に落としたダイアの指輪        棚橋桂子
とくとくと落つる岩間の苔清水汲みほすほどもなきすまいかな     西行
あかあかやあかあかあかやあかあかや あかあかあかやあかあかや月  明恵上人
命一つ身にとどまりて天地のひろくさびしき中にし息きす       空穂
世と離れひとり生きむと思(も)ふこころこのごろつのる何ゆゑぞそも 吉井勇

好きな歌は、ほかにもたくさんあってあげればきりがない。短歌は流れるような調べがいのち、一句二章体など切れのある俳句と違うところ。今はだめだが、もっと若い時なら好きな歌をきっと暗記してしまっただろうと思う。
さて、ここに収録したマイホームページの短歌はこれらの名歌とはおよそ比べられぬ。
歌の腰は、三句と四句を言うそうだが、そこだけでなくあちこちが折れているオール腰折れの歌だ。 腰折れに添えた腰折れ文とは歌の神・和歌三神(人麻呂、住吉、玉津島明神)を畏れぬ所業とはこのこと。

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