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フユアジサイ [川柳]

2022年
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冬のタケノコならぬフユアジサイというのがある。

https://toshiro5.blog.ss-blog.jp/2022-04-29

群馬県農業技術センターが開発した。タイワントキワアジサイとセイヨウアジサイとの交配種。
スプリングエンジェルシリーズとして、フリルエレガンス、ピンクエレガンス、ブルーエレガンスの3種類が流通しているという。
私が4月15日撮影したのはこのうちのフリルエレガンスだと思う。普通紫陽花は6月ごろ開花するがフユアジサイは2月ごろ開花する。

  アジサイと季違となるフユアジサイ
  フユアジサイ俳句で詠めば冬四葩(よひら)

俳句ではアジサイを別名四葩(よひら)詠むのが好まれるとか。
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マムシグサ(蝮草)など [川柳]

2022年
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FB友が自宅に咲いたマムシグサ蝮草の写真をアップしたが、今まで見たこともなかったのでググって見た。
サトイモ科テンナンショウ属で他にも似たようなユキモチソウ(雪餅草)、ムサシアブミ(武藏鎧)、ウラシマソウ(浦島草)などがあると知った。面白い。
サトイモ科には属が異なれども里芋、蒟蒻、水芭蕉、座禅草などポピュラーながら個性的なものも多い。
また地湧金蓮、燭台大蒟蒻なども出てきて、いっときネットサーフィンを楽しみ、ついでに下手な川柳擬きも詠んだ。我ながら大収穫であった。

毒持ちて生薬となる蝮草 (小毒は良薬をもたらすらしい。)
毒もあり蝮模様の蝮草
毒蝮毒蝮草恐ろしや

 浦島草針も付けずに何を釣る
 (太公望も釣り糸に針はついていなかったような気がする。)
 八十路入る浦島草が気になって
 傘寿過ぎ浦島草が気にかかり

  誰がための雪の餅肌雪餅草

  美丈夫や武藏鎧の武藏振り 
  武藏坊武藏鎧は足が出る
  駿馬飛ぶ武藏鎧や義経忌   義經忌旧4/30
  母衣武者の武藏鎧に踏ん張りて

  里芋はタロイモよりもぬめりあり
  芋の葉に二つ穴開けゆるキャラに

  コンニャクや刺身と化して鮨食いねぇ

  メタバース尾瀬遠けれどミズバショウ
  ミズバショウコンニャク問答ザゼンソウ

  ザゼンソウ花発熱し虫を呼ぶ 
  ザゼンソウ虫を惑わす誘蛾熱
  ザゼンソウソーラーパネル虫媒花
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ルピナス(昇藤または葉団扇豆) [川柳]

2022年
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4月初旬気候も良くなって、家人が駅前のフラワーショップでルピナスの苗を買いプランターに植えてくれた。
白色もあるが、紫色が多いらしく下から上に咲くのでノボリフジ(昇藤)の和名があるとか。
そのうちに花が終わると豆になったのでビックリ。ルパン豆といい、ビールのつまみに良いらしい。葉団扇豆というのも納得。
その葉は掌状複葉と言って、天狗の団扇のようで一度見たら忘れられない形をしている。
<strong>ルピナス属の栽培種は多く多彩である。外国でも愛好者が多いと見た。

例によって川柳擬き。

ルピナスや花が終わりて豆と知る
ルピナスの和名はゆかし昇藤(ノボリフジ) 
ルピナスは葉団扇豆(ハウチワマメ)と天狗言う
ビールには黄花ルピナスルパン豆
ルピナスや怪盗ルパン連想す
ルピナスやルパン豆の味知らず
ルピナスの葉は掌状で十手なる

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ハナニラと韮など [川柳]

2022年
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近所の団地の庭で、花壇の間にあってグランドカヴァーとなっている白い星形の花が、ひときわ目立って咲いていた。
名を知らなかったので、グーグルフォト検索すると「イフェイオン=ハナニラ」と分かった。ポピュラーなもので知らぬは〜ばかりなりという感も。韮や辣韮、ニンニクなどに近い園芸種らしい。

例によってサイトで調べていて詠んだ川柳擬き。
漱石の薤露行などにも脱線したりしていて呆れる。出来もイマイチ。
<strong>

ハナニラは イフェイオンの 異名なり
名を知ればやたら目につくイフェイオン
検索のハナニラやたら其処ここに
咲き初めは春の星図かイフェイオン
ハナニラや星図のごとく咲き始め
五階からは星図に見えるかイフェイオン

一文字(ひともじ)の韮は別名ふたもじにや
ふたもじは韮の別名一文字(いちもんじ)

薤露行我に難解眼借り時
永日や我に難解薤露行
遅き日に薤露行を読み返す
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シラン(紫蘭)とシラー ペルビアナ(大蔓穂) [川柳]

2022年
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近所の団地の花壇にシラン(紫蘭)とシラー ペルビアナ(大蔓穂)が並んで咲いていた。両方とも花の名を知らなかったので、グーグルフォトで検索した。
シランはラン科の多年草。紅蘭、白笈は別名。シラー ペルビアナはキジカクシ科の多年草。こちらは和名大蔓穂。派手な花だ。
別ものなれど、たまたまシランとシラーで名前が似ている。

花の名をググっていて詠んだ。川柳擬き。

グーグルは この花紫蘭(知らん)と宣へり
AIは この花紫蘭(知らん)と言ってゐる
AIは 紅蘭(こうらん)紫蘭(しらん)判じかね
AIは 知らん(紫蘭)存ぜぬ惚け(とぼけ)けり
紫蘭ぜよ Al検索いいちょるが

ややこしや 紫蘭のそばにシラー咲く
まぎらわし 紫蘭のそばにシラー咲く
大蔓穂 学名シラーペルビアナ
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スノーフレークとスノードロップ [川柳]

スノーフレークは和名大待雪草(オオマツユキソウ)、別名鈴蘭水仙(スズランスイセン)。ヒガンバナ科。花はスズランのように下向きに咲き先端に白い班点があって綺麗だ。可憐でもある。
繁殖力が強いと見え、春にあちこちで見かける。水仙と同じくアルカロイドを含み毒性。
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これによく似たスノードロップもヒガンバナ科。学名ガランサス。待雪草(マツユキソウ)ということもある。
二つともスズラン、水仙、韮、ハナニラによく似ていてややこしい。
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スノーフレークとスノードロップ toshiro5 ss blog

名を知ればスノーフレークまた見つけ
韮ちゃうよスノーフレーク食べちゃダメ

大小の待雪草は春待草
待雪草雪を待たずに春を待つ

雪片か雪の滴(しずく)か花惑ひ(はなまどひ)
フレークかはたドロップかと雪迷ひ(ゆきまよひ)
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ロケット [川柳]

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  冬花火みんなはらはら種子島
  税花火宗匠すぐに添削し

 種子島の人工衛星ロケットの打ち上げ。冬の花火のよう。カウントダウンが始まるとみんなハラハラドキドキ。

 見えないところでも税金は活躍しているが、見える所でも税金は使われているのだとばかり、川柳の宗匠はすかさず添削した。


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ゴルフ [川柳]

2004年秋 ゴルフ

  越えられぬティーグランドのバカの壁

 ゴルフ川柳は自嘲句が多い。ゴルフ下手はいくらでも口をついて出る。おのれの下手加減を罵ればそのまま句になるのが悔しい。

 ティーグラウンド一番ホールは、どうしても緊張してチョロが多い。肝が小さいうえ、練習していないので自信がない。所詮これが実力なのだから良いショットになるわけがない、と観念すれば良いのだが、下手なくせに見栄と欲のかたまりになっている。

  秋深しラフの深さに泣かされて

 一度だけ小金井カントリーに行ったことがある。下手のいくところではない。ラフが深くラフからラフへの「渡り」を繰り返した。おひるの冷たい田舎うどんが、やけに美味しかったことだけを覚えている。


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ちょこっと川柳 [川柳]

 
このさきを考へている豆のつる   雉子郎(吉川英治)

 うまいなと思う。川柳は人の作ったものを読むほうが好きだ。自分で作るのは苦手。時事句などは、あとで読んでも何のことやらわからないことが多い。

酒とろりおもむろに世ははなれゆく
身の底の底に火がつく冬の酒     川上三太郎
 これも、「うまい!」と思わず声を出したくなる。おかしいがどこかペーソスみたいなものがあるのが、並みのものと違う。

背くらべ手を和らかにさげてゐる
どっかりと寄る浪人の年    
 二句とも武玉川である。難しい誹風柳樽よりこちらの方が読んでいていいなあと思う。長い時を隔てても今に生きている感じがある。

上燗屋へいへいとさからわず   當百

 関西の岸本水府なども独特の味があっていい。
 柳樽とは婚約成立を祝してつかう結納樽のこととか。俳諧と川柳の仲立を企図したとは、知らなかった。川柳も俳諧が親とすれば、子規によって俳諧の発句から独立した俳句とは兄弟ということになる。
 柳樽は、分かりやすい有名な句もたくさんあるが、江戸の庶民の暮らしなどがわからないと、ちんぷんかんぷんな句も多い。

 ところで俳句と川柳の違いは、いくつかある。川柳は、切れ字や季語がなくとも良い。また、川柳はどちらかというと人事をよむことが多い。
 共通しているところもある。どちらも滑稽味が身上。川柳ではわび、さびよりペーソスが、俳句では、写生が良いとされる。しかし川柳でも写生句は、大事だ。二つは近いところも多い。しかし、言い回しなどで異なるところも。だから俳句的川柳、川柳風俳句も多い。

 さて、川柳を自分もと試みてみるが、なぜかうまくいかない。月並み川柳になってしまう。笑いとかユーモアとかのセンスがないことを思い知らされることになる。何事も面白いと思うこころ、笑い飛ばすこころ、それをうまく表現するセンス、が欲しいのだが、ないものねだりか。

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