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コロナ禍 [短歌]

2020年
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コロナ禍は子らの心に忍び込む マスクの下に消える潑らつ

筆洗の水を汲むのも億劫で アイパッドにてデジタル画描く

昼寝して夜が眠れずマイスリー 依存性をば恐れる夜半
                         (マイスリー=入眠剤)
毎日の散歩の歩数減っており コロナフレイル確かに進む
                           (フレイル=虚弱)
無防備と過剰自粛のはざまにて 位置定まらず我は老体

コロナ禍の後期高齢五年生 傘寿の宴(うたげ)先送りせん
             
中野区は感染者数多くして 杉並、練馬に競り勝っている

コロナ禍はコロナ渦にして渦潮は 人の心も呑み込まんとす


 新型コロナが発生して一年近くになるが、収束の兆しはなく、むしろ二波から第三波への入り口にある。インフルエンザの脅威も大きいが、治療薬、予防ワクチンがないことが底知れぬ恐怖を全人類にもたらしている。
 感染症パンデミックは昔からあったというが、また世の中の根本、ありようまで変えようとしている。

 その割に上記の短歌は、個人的なことばかりで我ながら情けない。個人的なことは普遍的なものに繋がっていると言え、コロナ時代をどう生きるかを歌ったりしている大歌人の歌などを、新聞などで読むと情けなさがいっそう強くなる。
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