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多摩森林科学園の八重桜 [植物]

2003年 

 四月中旬、家人に付いて高尾駅の近くにある森林総合研究所の八重桜を見にいった。
 園は栽培品種サクラ保存林で、各地の名木桜のクローンを含めて約千百本の桜が植栽されている。いにしえは武田-北条の古戦場だったという八王子市廿里(とどり)町にあり、武蔵陵墓地に隣接する。元は宮内庁、後に農水省の林業試験場である。
 ソメイヨシノより遅れること半月余、八重桜が見頃とあって多くの人が山谷をめぐって賑わう。安行から移植した桜などが多く、大阪の「通り抜け」の八重桜より木が若いようだが、自然の中にあるのが何より良い。
 遺伝子研究の成果の新品種「はるか」のピークには、残念ながら一歩遅かった。今年の桜は、少し咲き急ぎ過ぎていないか。
 体調がもうひとつで二時には帰宅したが、とても優雅と言えぬ花疲れ。腰折れもやや疲れ気味。

 難読の廿里(とどり)の園の八重桜  鬱金(うこん)御衣黄(ぎょいこう)普賢象(ふげんぞう)とや

 はるかなる八重の桜は散りぬるを  廿里の園は軍畑(いくさば)の跡           

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