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ルピナス(昇藤または葉団扇豆) [川柳]

2022年
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4月初旬気候も良くなって、家人が駅前のフラワーショップでルピナスの苗を買いプランターに植えてくれた。
白色もあるが、紫色が多いらしく下から上に咲くのでノボリフジ(昇藤)の和名があるとか。
そのうちに花が終わると豆になったのでビックリ。ルパン豆といい、ビールのつまみに良いらしい。葉団扇豆というのも納得。
その葉は掌状複葉と言って、天狗の団扇のようで一度見たら忘れられない形をしている。
<strong>ルピナス属の栽培種は多く多彩である。外国でも愛好者が多いと見た。

例によって川柳擬き。

ルピナスや花が終わりて豆と知る
ルピナスの和名はゆかし昇藤(ノボリフジ) 
ルピナスは葉団扇豆(ハウチワマメ)と天狗言う
ビールには黄花ルピナスルパン豆
ルピナスや怪盗ルパン連想す
ルピナスやルパン豆の味知らず
ルピナスの葉は掌状で十手なる

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ハナニラと韮など [川柳]

2022年
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近所の団地の庭で、花壇の間にあってグランドカヴァーとなっている白い星形の花が、ひときわ目立って咲いていた。
名を知らなかったので、グーグルフォト検索すると「イフェイオン=ハナニラ」と分かった。ポピュラーなもので知らぬは〜ばかりなりという感も。韮や辣韮、ニンニクなどに近い園芸種らしい。

例によってサイトで調べていて詠んだ川柳擬き。
漱石の薤露行などにも脱線したりしていて呆れる。出来もイマイチ。
<strong>

ハナニラは イフェイオンの 異名なり
名を知ればやたら目につくイフェイオン
検索のハナニラやたら其処ここに
咲き初めは春の星図かイフェイオン
ハナニラや星図のごとく咲き始め
五階からは星図に見えるかイフェイオン

一文字(ひともじ)の韮は別名ふたもじにや
ふたもじは韮の別名一文字(いちもんじ)

薤露行我に難解眼借り時
永日や我に難解薤露行
遅き日に薤露行を読み返す
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シラン(紫蘭)とシラー ペルビアナ(大蔓穂) [川柳]

2022年
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近所の団地の花壇にシラン(紫蘭)とシラー ペルビアナ(大蔓穂)が並んで咲いていた。両方とも花の名を知らなかったので、グーグルフォトで検索した。
シランはラン科の多年草。紅蘭、白笈は別名。シラー ペルビアナはキジカクシ科の多年草。こちらは和名大蔓穂。派手な花だ。
別ものなれど、たまたまシランとシラーで名前が似ている。

花の名をググっていて詠んだ。川柳擬き。

グーグルは この花紫蘭(知らん)と宣へり
AIは この花紫蘭(知らん)と言ってゐる
AIは 紅蘭(こうらん)紫蘭(しらん)判じかね
AIは 知らん(紫蘭)存ぜぬ惚け(とぼけ)けり
紫蘭ぜよ Al検索いいちょるが

ややこしや 紫蘭のそばにシラー咲く
まぎらわし 紫蘭のそばにシラー咲く
大蔓穂 学名シラーペルビアナ
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スノーフレークとスノードロップ [川柳]

スノーフレークは和名大待雪草(オオマツユキソウ)、別名鈴蘭水仙(スズランスイセン)。ヒガンバナ科。花はスズランのように下向きに咲き先端に白い班点があって綺麗だ。可憐でもある。
繁殖力が強いと見え、春にあちこちで見かける。水仙と同じくアルカロイドを含み毒性。
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これによく似たスノードロップもヒガンバナ科。学名ガランサス。待雪草(マツユキソウ)ということもある。
二つともスズラン、水仙、韮、ハナニラによく似ていてややこしい。
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スノーフレークとスノードロップ toshiro5 ss blog

名を知ればスノーフレークまた見つけ
韮ちゃうよスノーフレーク食べちゃダメ

大小の待雪草は春待草
待雪草雪を待たずに春を待つ

雪片か雪の滴(しずく)か花惑ひ(はなまどひ)
フレークかはたドロップかと雪迷ひ(ゆきまよひ)
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白鷺山南蔵院正幡寺 [俳句]

2022年桜の季節 お寺で

白鷺山南蔵院
https://toshiro5.blog.ss-blog.jp/2022-04-11

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本堂のソーラーパネル花曇り
<em>鐘楼の腰に花散る古刹かな
新品の地蔵前掛け花まつり 
花冷えや地蔵の前掛け寸足らず
十三仏涎前掛け花衣
蓮華坐に桜蘂降る十三仏

福藏院保育園跡花筵
風水の佳き位置寺の花梨咲く 
剪定のクレーン聳える寺の庭
花御堂柄杓傍らエタノール

剪定は春の季語。かりんの実は秋 はななし(花梨)は春だがここはかりんの木の花なので咲くとしたが、
それで春の句になるやら覚束無い。

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春団地 鷺宮西住宅 [俳句]

2022
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鷺ノ宮駅の南口を出て三分ほど歩くと、東京都住宅供給公社(JKK)の団地が我が家の近くにある鷺宮橋まで続いている。この辺りの人は通称「西住宅」と呼ぶ。4、5階建19棟あって敷地はかなり広い。 
我が家から鷺ノ宮駅までは、この団地内の妙正寺川両岸にある遊歩道を歩くことになる。団地には広い庭と公園があり、樹木も大きくそこそこあるので、今となっては、この地の住宅の密集化をおおいに防いでいることになり、ありがたい。
団地集会所には数本の巨桜(おおざくらーは日本三大桜である淡墨桜のようなものをいうがーこの辺にしてはの意。当地比。)もあるので、近年は花見をここで済ませ千鳥ヶ淵、新宿御苑、井の頭公園なども久しく行っていない。

暮れかねる団地の時報新世界
夕方団地のスピーカーからドヴォルザークの「新世界より」(交響曲九番第二楽章)の曲が原曲という「家路」(堀内敬三作詞の唱歌)のメロディが流れる。「遠き山に日は落ちて〜♪」である。暮れかねるは遅き日、永日と同じ春の季語。

見上げれば枝重なりて花天井 
遠目には花天蓋の巨桜
集会所の太い桜枝は、遊歩道の真上を跨いで妙正寺川を覗いている。遊歩道の真下で仰ぎ見ると、枝が層をなして伽藍の天井に見えるし、大きいので遠くから見れば、形の良い樹全体が花の天蓋のようだ。

人気なき雨の団地の巨桜
さすがに雨の日は花の下に人が殆んどいないことがあって、その静けさに驚くことがある。

一昨日(おととい)と昨日のひよどり落花かな
桜には毎日ひよどりが来て花を散らす。鵯は秋の季語。落花は春だから季違い。酒井抱一の句 鵯の花吸ひにくる夜明けかな もあるしよしとしよう。

双鷺橋川面を覗く花枝垂れ
眺むれば双鷺橋詰め花筏
上掲の双鷺橋を詠み込んだ桜の句。妙正寺川の川幅は狭いので流れる花筏は速い。双鷺橋の近くに鷺宮八幡神社とその別当寺白鷺山福藏院が同じ敷地に隣接してある。そこの桜も風情がある。

多作多捨拾ふ句はなし目借り時
駄句ばかりつくる詠み手にも、桜の季節は句材が尽きない。断るまでもないが、駄句は蛙の目借り時のせいにはあらず。
タグ:淡墨桜
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空き缶風車 [俳句]

2022年
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遊歩道の散歩中手作りのアルミ空き缶を利用した吊り風車を見つけて俳句に挑戦しているが、苦戦中。
柄が小さいのはやむを得ないとしても、句意も定まらぬ。
何ともうまくいかないのだ。原因不明ながらもう一つ気に食わない。いつものことではあるが。

寒明けや空き缶作りの風ぐるま(初案)
誰ぞ吊る空き缶風車遊歩道
何祈るジュース空き缶吊り風車
遊歩道麦酒(ビール)空き缶吊り風車

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已己巳己(いこみき) [俳句]

2022
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ひょろひょろと已己巳己(いこみき)おたまじゃくしかな

 已は已然形の「い」、己はおのれの音読み「こ」、巳は十二支のへびで「み」、最後の己はおのれの別の音読み「き」。「似たような」という意味と辞書にある。例えばあの姉妹は已己巳己だ、双子だからねといった具合。
 初めて知った言葉から連想してできた句。他愛のないー駄句。
 「おたまじゃくし」は、俳句では蝌蚪(かと)が良く使われる。春の季語。
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細葉柊南天(ホソバヒイラギナンテン) [短歌]

2022
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3回目のワクチン接種を済ませホッとした時のもの。
これは歌か戯れ歌か。自信が無い。格も調べも無い。もう少し何とかならぬものか。
南天について調べて少しだけど知識が増えたことでよしとしようか。

 ワクチンの 熱冷め見れば植え込みの 細葉柊南天光る
 ワクチンの 熱は下がりて壁に這う 赤いお多福南天に雪
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快なり! [戯れ歌]

2022
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猫は世を 快と不快に分けて棲む にゃあは快なり ぎゃあは不愉快

世の中を 快と不快に分けたれば 快は少なし 不愉快多し

分けて生きるのは、猫に限らず人もまた同じこと。
快を使った単語は多いが、ほとんどは良いものだ。悪いのは反対語の不快、不愉快くらい。
しかし現実は不快、不愉快の方が多いと思うのは残念。
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