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 白桃 [絵]

2002年 
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藍胎(らんたい)漆器に盛った桃。 絵に描いたモチならぬ桃だが、文字どおり美味しそうに見えない。圧倒的な存在感も捉えられない。とくに赤い桃の産毛の生えたような肌の質感など絵は現物にほど遠い。 まだまだである。 
 ずっしりした白桃の存在感から昔暗記した「在り、居り、 侍り、いまそかり」を思いだして其のまま詠んだ。 やや、やけっぱちの句だが、これはありの実ともいう梨の実を描いた時の方が良いと、後で気づいた。 しかし梨はもっと難しいに違いないので描く意欲が湧いて来ない。

   白桃や藍胎漆器に盛りにけり
   大白桃大白皿に座しにけり    
   白桃やありをりはべりいまそかり

 藍胎漆器は福岡や大分の名産。竹の籠で編んで漆を塗ったざるの目地を砥粉で埋めたもの。
黒、赤の深い色が特徴。
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