独吟半歌仙 日枝神社の巻 [神祇釈教]
日枝神社の巻
発句 日枝神社汗と賽銭放り投げ 日枝山王様は近江(淡海)の出。
脇 遅刻坂いく夏学帽子 神社の隣は日比谷高校 門までの坂がきつい。
第三 NHKニュース背景お濠にて
四 署名呼び掛け銀座街頭
五 韓流の演歌哀調赤い月
六 端折 団地の庭に曼珠紗華咲く
裏一 折立 秋澄みて在来工法上棟す
二 ヒマラヤ杉にへら鹿走る
三 碧眼の五輪柔道みだれ髪
四 賑やかお侠ゃん今宵しとやか
五 お互いに騙されたとて五十年
六 曲江詩謂う古来稀なり
七 寒月に老懶暮らし見透かされ
八 寝巻に着替え夜噺せがむ
九 懐かしき調べ麗しシェラザード
十 小澤征爾を頭から浴び
十一 うらうらと浄瑠璃寺への花の道
挙句 湖は朧の紫香楽の宮
夕涼みの巻のあとに巻いた独吟半歌仙。発句は、後に子規によって独立して俳句となることでも分かるように、丈高く続く句を引っ張っていく力を持っていなければならない。
発句に制限はないとするが、普通「神祇釈教」は詠まない。
第三は大きく転換することが期待されるが、日比谷の遅刻坂と皇居のお濠では距離的にも近い。
銀座街頭の署名運動は拉致問題。
へら鹿の疾走から五輪を連想したつもりなれど少し無理があるか。恋の句は普通二句続けるが前後の 恋の呼び出し、恋離れが難しい。が、これも楽しい。
むかし浄瑠璃寺へ一人で行ったことがある。花の季節でなく、夏であった。缶ビールがおいしかったことを想い出した。前の句に何を付けようかと考えていると、ふだん考えていることが、ふっと出てきたり、昔のことなどを想いだしたりする。これも楽しい。
しがらき宮は滋賀近江の琵琶湖の近くにあったという。
発句 日枝神社汗と賽銭放り投げ 日枝山王様は近江(淡海)の出。
脇 遅刻坂いく夏学帽子 神社の隣は日比谷高校 門までの坂がきつい。
第三 NHKニュース背景お濠にて
四 署名呼び掛け銀座街頭
五 韓流の演歌哀調赤い月
六 端折 団地の庭に曼珠紗華咲く
裏一 折立 秋澄みて在来工法上棟す
二 ヒマラヤ杉にへら鹿走る
三 碧眼の五輪柔道みだれ髪
四 賑やかお侠ゃん今宵しとやか
五 お互いに騙されたとて五十年
六 曲江詩謂う古来稀なり
七 寒月に老懶暮らし見透かされ
八 寝巻に着替え夜噺せがむ
九 懐かしき調べ麗しシェラザード
十 小澤征爾を頭から浴び
十一 うらうらと浄瑠璃寺への花の道
挙句 湖は朧の紫香楽の宮
夕涼みの巻のあとに巻いた独吟半歌仙。発句は、後に子規によって独立して俳句となることでも分かるように、丈高く続く句を引っ張っていく力を持っていなければならない。
発句に制限はないとするが、普通「神祇釈教」は詠まない。
第三は大きく転換することが期待されるが、日比谷の遅刻坂と皇居のお濠では距離的にも近い。
銀座街頭の署名運動は拉致問題。
へら鹿の疾走から五輪を連想したつもりなれど少し無理があるか。恋の句は普通二句続けるが前後の 恋の呼び出し、恋離れが難しい。が、これも楽しい。
むかし浄瑠璃寺へ一人で行ったことがある。花の季節でなく、夏であった。缶ビールがおいしかったことを想い出した。前の句に何を付けようかと考えていると、ふだん考えていることが、ふっと出てきたり、昔のことなどを想いだしたりする。これも楽しい。
しがらき宮は滋賀近江の琵琶湖の近くにあったという。
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